築15年を超えたある集合住宅の外壁塗装を行った時のことです。外壁塗装を埼玉で探すとおすすめからはもともとオレンジ色に近い外壁色の物件でしたが、正確には明るい茶色に近いような色であり、15年以上経ってもともとの色も損なっていたこともあり、なかなか新築当時の色の見分けがつかない状態でした。色の意向は「新築時と同じ色」。色決めの際は業者様と一緒に現地に出向き、塗装材のマンセル表のようなカード(短冊型でカタログのようなもの)を外壁にあてがいながら近い色を選んでいくような方法でした。そもそもこの方法が間違っていたんだと思います。そこで話がかたまった色はお世辞にも明るい茶色とは言えないオレンジのような色。きっと外壁塗装を上尾で頼むとそこでは「塗ると伸びるので、このカタログの色よりもおさえられた色になる。」との説明を受け、私も外壁にあてがった際に一番近いものだと納得してしまいました。これで決まり着工。一抹の不安を抱えながらの工事でしたが、外壁が塗り始まるともう引き返せません。費用のことや入居者様のご協力もある手前、やり直しはできない状況の中、やはり「オレンジ」なのです。背筋が凍りました。竣工すると物件はまさに「オレンジハウス」。蛍光色といってもよい程のオレンジでした。景観条例には引っ掛からないようでしたが、物件のイメージは一変しました。この神戸でホームページ制作するとどうしてかは膝から崩れかけましたが、入居者様や近隣住民からは「綺麗になったね。」との御声も頂いたのでとりあえずはこのまま引渡を受けることにしました。色決めの際に行うべきは、やはり塗った色の実物をみてみること。実際に塗った物件、もしくは塗装材そのもの。多少時間が掛ってでもそこまで手を掛けておくべきでしたと深く反省した話です。